描述
~黒キ妖精と手下ノ女、隻眼の黒い翼~
妖精『ふぅ…やっと片付いたか…しかしここも派手にやられちまったなぁ…』
のめ『うん…でも住民は避難できてたからさ、犠牲者がいなかっただけ幸いだったよ』
妖精『そうだな…しかし…コイツ(黒い龍)どうするんだよ!付いてきちまったじゃねぇか!コイツまだ子供の龍だぞ!』
のめ『えっ、う、うん…でもこの子、片目が見えないみたいね…ねぇお姉ちゃん、この子の目、治してあげてよ、さっきも私達のこと助けてくれたんだしさぁ』
妖精『はぁ!?そんな簡単なことじゃないぞ!だいたいどんだけ費用がかかると思ってるんだ!?』
のめ『う…ん、だってぇ…おかねは私がなんとかするからさぁ…私の左腕だってこんなに凄いの作ってくれたじゃない、ね?お願いっ!』
妖精『んん…おまえの腕はまた別の話だろぉ…んんん…しょうがねぇなぁ!わかったからそんなウルウルした目でこっち見んな!』
のめ『やったー!お姉ちゃんありがとう!ねぇこの子に名前付けましょうよ!』
妖精『はは…おまえはのんきな奴だなぁ』
のめ『え〜と、そうだなぁ…アンヘル…アンヘルって名前でどうかな!?』
妖精『アンヘル?アンヘルだと!?この悪魔みたいな真っ黒い龍にアンヘルだって?アッハッハッハッハッ!アッハッハッハッハッ〜!おまえはおもしろいなぁ!気に入った!アンヘルッ!』
のめ『ちょっと〜!悪魔なんかじゃないよ〜とっても優しい目をしているわ、ねぇ?アンヘル!』
アンヘル『グルルゥ〜』
のめ『ほら、気に入ったって笑』
妖精『アッハッハ、好きにすればいいさ、しかしこんなの連れて帰ったら義母さんも義父さんも腰抜かすぞ』
のめ『大丈夫だよ、私がちゃんと説明するから。あっ!お姉ちゃん見て!今日は地球があんなに近くに見えてるよっ!それにお姉ちゃんが好きな北斗七星もっ!』
妖精『おぉ!珍しいなぁ』
妖精『そうだ…のめ…おまえに大事な事を…言わなきゃならないんだ…』
のめ『え…?えっ?なに急に!?なんなの!?』
妖精『のめ…おまえ…最近少し太っただろ?バトルスーツがパッツンパッツンだぞ!笑』
のめ『んもぉぉおお〜っ!!アンヘル!お姉ちゃんのことかじって!』
妖精『アッハッハッハッハッ〜!冗談だよっ!さぁ帰るぞ!』
のめ『もぉ!お姉ちゃん許さないからねーっ!』