描述
世の中の世相を主観にて表した作品。
士農工商が逆転した現在の日本は、マーケットを作る商人が強者となり、技術ある職人や表現者を安く使い金儲けをする傾向がある。
もちろんその図式も必要なのではあるが、あまりにも立場的に逆転しすぎ、日本の文化、芸術を絶対評価できず、ゆえに日本人が日本の文化を捨てている状況にある。
その会社組織や社会の集団を上部の黒松の寄植で表現し、立場の弱い技術者を中段の黒松の縣崖で表現しているが、そのものの持つ技術の高さた忍耐をうねった幹から感じ取れ、水やりをした際に上部の黒松の寄植部分から、縣崖の黒松に向かい微量の水が落ち、安価な価格や低い評価を表した作品である。
Size: 1350mm × 720mm × 520mm
Estimated Age: 30 years & 10 years