Description
# 「風鈴」
詞・曲:Sion
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涼しい音に きまぐれに揺れるのは
君にホメられたい そんな僕みたいだ
茹だる様な暑さのせいで
溶け去ってしまった あの夏
微笑んで風鈴を見てた君は 遠くに行ったよ
風に乗ったのならば 上手く歌うよ
まだまだ君の写真を撮れるなんて どこか思ってた
あの瞬間の君は あの瞬間にだけいたのに
いつも光は 無数の濃い緑の
葉っぱから溢れて 影を染めて陽まらす
昼寝の夢の中で
溶け去ってしまった あの夏
優しい目で風鈴を見てた君は 今はもういない
風が吹いたのならば 君を歌うよ
まだまだあるんだろうな 安心の中で気付かなかった事
もう遅いんだけれども 今からでもソレを探したい
顔を洗ってピントを合わせる前に
この季節は過ぎ去ってしまう
僕の歌を好きでいてくれた君は
今はもういない いないよ